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「日本中にダリアを広めたい」と願って36年

秋田国際ダリア園会長/日本ダリア会理事長

鷲澤幸治さん(76歳) 

“ダリア”と聞いて豪華絢爛な花を思い浮かべる方も多いでしょう。このダリアはメキシコの国花であり、日本には江戸時代にオランダ人が持ち込んだそうです。7月ごろから霜が降りる12月ごろまで長い期間咲くのもダリアの特徴。このダリアに魅せられ「日本中に広めたい」と願って36年。今ではダリアブームをつくり、日本中に『ダリア園』を造るお手伝いをしてきたダリア育種者の鷲澤幸治さんにダリアの魅力について伺いました。

夏花が少ないことから切り花のダリアの需要は多く、供給が追いつかないそうです。今のダリアブームを築いてきた鷲澤さんとダリアとの出会いは、子供の頃母親が亡くなった時に、叔母さんがよくダリアの花を持ってきたことが思い出として残っていたそうです。花が好きだった鷲澤さんは若い頃は貨物船やパイロットボートに乗っていましたが、40歳にして180度方向転換してダリア園を作ったそうです。

「当時はダリアは低迷期でした。それでダリアを何とか日本中に広めていきたいなと思って奮起しました。ちょうど秋田空港ができ空港を見に行った時に、今のダリア園の場所が最適だなと思って、秋田市の土地ですが借りて山を開拓することから始めました」

鷲澤さんは27歳で結婚した時に、庭にダリアを栽培してはコンクールに出品。40歳の頃にはコンクールの賞を独占するまでになっていたことが自信となり、ダリア園を作る気持ちになったそうです。

「ダリアを作ることには自信はありましたが、作るだけでは普及していかない。普及させるのが大変でした。そこで私はダリアの球根を作り、それを全国に出かけては販売すると同時にダリアの球根栽培をしたい方、ダリア園をやってみたい方には、栽培の仕方を教えたり開園するのを手伝ってきました」と話しています。

今日では秋田国際ダリア園には全国から年間3万人が訪れ、10月の見頃には入口で来場者が、700品種7000株、約50000本のダリアを観て“ワーッ”と歓声をあげるそうです。
ダリアの切り花は農家が米と兼業で栽培し、JAも事業として育てているそうです。鷲澤さんはダリアの球根を販売するために、ダリア園の5倍ほどの敷地で球根をつくっているそうです。

「毎年、1000ほどの新種ができ、その中からいいのを選んで半分以上は捨てます。直径35cmのダリアは当たり前にありますが、私の方は直径40cmのダリアがあります」

そして、鷲澤さんの頭の中にはダリアは映像として入っているそうで、「ダリアの写真はろくに撮りませんが、花はちゃんと頭の中に入っています」

日本中にダリアを広める目標はほぼ達成でき、「ダリアで皆が幸せになって欲しい」と、秋田県と鷲澤さんが共同で秋田県オリジナル品種『NAMAHAGEダリア』を栽培して、冬場のロット確保のために他県の生産者にも栽培可能にして普及させています。

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