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『コレゾホンモノ』を子ども達の世代に繋ぎたい!

一般財団法人コレゾ財団 代表理事 平野龍平さん(61歳)

私たちの生活は便利で合理的になった反面、無くしてしまったモノも多くなったように思います。それは「食づくり」「ものづくり」「住まいづくり」「人づくり」「地域・まちづくり」など、あらゆる分野に及びます。そんな中でホンモノを見出し、「コレゾホンモノ」だと思った人に「権威なし」「名誉なし」「賞金なし」の『COREZO(コレゾ)賞』を贈り続けているコレゾ財団。代表理事の平野龍平さんに「コレゾホンモノ」についてお聞きしました。

すでに300人に『COREZO(コレゾ)賞』を贈ったコレゾ財団。

コレゾ財団を設立するきっかけは2011年の東日本大震災。「福島原発事故が起こり真実が伝わってこない苛立たしさと、コントロールできないものに手を出してしまった人間の奢りを見過ごして来たことへの反省から、物事の考え方を変える大きな契機になりました」と平野龍平さん。世の中のことを批判するのは簡単だが、子供たちにホンモノの選択肢を残すために、何が出来るかを考えたとき思いついたのが『コレゾ賞』だったそうです。

その基準は①考え方や取り組みが素晴らしく ②真っ当なことを当たり前に続け ③自ら楽しんで、他を否定せず、周りも笑顔にし ④「大切なもの・こと」を守り、育て、伝える、かけがえのない仕事や活動をしておられる人。自分たちの目で確かめて選んでいるそうです。しかし、ホンモノの人たちは情報を発信するのが下手。その役割を担うのがコレゾ財団です。

平野さんは活動について「私たちの意見を正当化し、主張するつもりつもりは全くありません。家族と自分自身を守れるのは自分しかいません。自分の欲しい情報は自分で探すしかありません。自分自身でホンモノかマガイモノかを判断する物差しをもった方がいいんじゃないでしょうか」と話されます。                   私たちはいつしか企業の競争原理の中で開発・生産された商品を提供され、知らない間にホンモノを選択する権利や自由を失っているように思います。ホンモノを知らない人が増え続け、安価な大量生産品は使い捨てられ、食品廃棄物に至っては年間11兆円を超え、醤油は年間生産量の半分以上が廃棄されているそうです。

「1.8ℓ98円、水より安いってどんな醤油ですか?醤油やみりん、お酢などをきちんと選んで料理する人は少なくなり、簡単な合わせ調味料が使われています。一人が年間消費する醤油の量なんて1.8ℓもありません。少し高額でもホンモノを使えば、おいしいし、冷蔵保管して全部使い切れます」と平野さん。

コレゾ財団の活動を始めた平野さんは、ここ10年間は風邪も引いたことがないそうです。若い頃はお酒を飲み過ぎては胃薬を飲んでいたそうですが、「身体は食べ物からできています。対処療法の薬に頼らず、食生活に気をつけるだけでも体調は十分維持できるし、健康ならお酒もおいしく飲めますよ」

コレゾ財団発足当時、それまでに知り合った「コレゾホンモノ」という皆さん全員に受賞してもらって、個人的な人脈を使い果たしたそうですが、以降は、『コレゾ賞』受賞者から次々に紹介されるようになり、表彰式開催地の役所から地元の人財を紹介してくれることも増えてきたそうです。日本にはまだまだホンモノの食づくり、モノづくり、生活の知恵や技術が埋もれています。その文化を子供たちの世代に繋ぐネットワークを拡げる活動はますます必要になる。今やらなければ手遅れになるかもしれません。

 

※あなたの町の「コレゾホンモノ」の人財をコレゾ財団に紹介しましょう。

info@corezo.net

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