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ワクワクするお祭り!そこには心の故郷がある!

公益社団法人全日本郷土芸能協会 常務理事 小岩秀太郎さん

 お祭りの囃子を聞くとワクワクしませんか。農村のお祭りには豊作祈願と収穫に感謝し、災いを防ぐなど、住民の祈願をするのが祭りの主な目的ですが、都会のだんじりや神輿にもワクワクします。今日では生活習慣の変化や高齢化によってお祭りも変化していますが、「何百年もの間、何度も衰退した時期があるでしょうが、違った形になることも盛り上がることもあると思っています」と話す小岩秀太郎さんに日本の郷土芸能について伺いました。

全日本郷土芸能協会ができたのは、1970年の大阪万博の際、日本の郷土芸能が披露されたこと。「外国人からはブラボーと称賛され、自分たちだけだと思っていた獅子舞や山車がいっぱいあることに気づかされ、それぞれの交流が生まれた瞬間でした」その3年後に協会ができ、出演した郷土芸能が集結し、現在は200を超える芸能団体が会員として交流。

1980年代からは国際交流基金と協会が、海外に日本の芸能・文化を派遣するという活動を担ってきました。

「国際交流は、私自身直近ではイスラエルへ芸能を派遣するなど、全世界で日本の芸能が上演されています。2011年までは文化庁が国際民俗芸能フェスティバルという形で、海外の芸能を招聘し日本の芸能と交流していましたが、予算削減により海外交流は止まったままです」

協会では、会員同士の交流の推進やセミナー、シンポジウム、後継者の養成講座などを行ってきましたが、コロナ以降は、郷土芸能やお祭りに対する意識も変わり、「例えば、お祭りは豊作や家の平和を願うことが込められてきたわけですが、コロナで『面倒だし、お金も時間もかかる。人を呼ぶのも大変だからやめよう』と止めたところもあります。その一方で、会えない時だからこそ会うためのきっかけ作りにやろうと、何百年ぶりかで復活したところもありました」

また、生活環境の変化によって時間や目的の問題も浮き彫りになっています。
「今のお父さん・お母さんには時間がありません。すると子どももやらなくなります。さらに、これをやる意味が問われています。将来に役立つなどの理由があれば取り組みますが、そこにはモチベーションの問題があります」

小岩秀太郎さんは岩手の『鹿踊』を小学生の授業で学び、その後も継続してイスラエルでの披露に参加しました。東京でも協会の活動だけでなく『鹿踊』を教え、岩手の『鹿踊』のグループと交流しているそうです。

「新しく郷土芸能を始めた人でも、自分たちの故郷を作ることができます。そういう郷土芸能を目指せる時代です。これまで廃れたものもあれば、これから復活するものもあるでしょう。将来はわかりませんが、長い目で見て期待したいと思います」

伝統を重んじながらも変化をいとわない柔軟な考え方で、日本の郷土芸能を育て、見守っています。

 

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