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“免疫力を高めるコツ” 教えます! ㉔

「大自然のリズム」に合わせて生きる

経「 1 」を

 

自律神経には、一年を通 しても、季節のリズムと共に 変化する一定の周期があり ます。日本を含む北半球で は、春は、気温が高まり空 気が温まるので、気圧は低くなり始めます。 春は、交感神経優位から副交感神経優位へと変化する時期で

あり、白血球もリンパ球の比率が上がり、顆粒球の比率が下がる 変化の時期となります。

夏は、気温が上がり気圧が低くなるので、副交感神経優位となり、リンパ球の 比率が高い状態となります。ちなみに台風は、低気圧の極致なので、かなり厳し い副交感神経緊張の状態がつくられます。

秋は、春とは逆の変化が起きます。

冬は、気圧が高くなるため、交感神経優位の季節となります。また気温が低い こと自体が一種のストレスになりますから、交感神経が刺激され、顆粒球が多く なります。

こうした気圧の変化は、健 康な人にとっては、気分や体 調が変わる程度で済みます が、疲れがたまっている人や 病気を抱えている人にとって は、大きなダメージとなりま す。特に、気圧が変化する 春と秋の季節の変わり目は、 体調が揺さぶられ、苦しい 状態も出てくるので注意が必要です。

こうしてみると、私たちの自律神経は、大自然 の大きなリズムと共に変化していることがわか るでしょう。自律神経の変化につられて、エネル ギー代謝も免疫も変化していきます。「体のここ が痛い」「この症状を早く何とかしたい」という体 の一部分のみしか見ないのではなく、もっとも大 きな視点で自分の体を見つめ、体の声を聴いて あげましょう。

大自然のリズムと、大自然のリズムに連動した 自分の体の精巧なシステムを、統合的に見ていきましょう。そうすれば、つらい 症状のみに集中してピリピリしていた気持ちがほぐれ、おおらかな気持ちになれ ます。

つらい症状を引き起こす本当の原因も見えてきて、正しい解決法が見えてくる でしょう。

 

※安保徹さんの著書「疲れない体をつくる免疫力」(発行:三笠書房 571円 + 税)の中の「まず免疫力を高める コツ」を知る・・・を許可を得て要約しています。

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