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障がいがあるからこそ、前向きに挑戦し続けます!

義足の講演家/夢実現アドバイザー/防災士:櫻たかこさん

「人は五体不満足だと、ないものを補い探そうとする」というように、義足ユーザーの櫻たかこさんもその一人です。義足の講演家として活動する傍ら、夢実現アドバイザーやモデルとしても活躍し、義足でマラソンや、トランポリン、自転車に挑戦し、東京2020オリンピックではプラカードベアラーも務めました。最近はゴルフやパラリンピックへの挑戦にも意欲を燃やし、さらに「障がい者の防災対策」にも力を入れています。

櫻たかこさんが義足ユーザーになったのは21歳の時。事故で右脚の膝から下を失いました。どん底まで落ち込んだことは言うまでもありませんが、右往曲折を繰り返しながら、多くの人に支えられ、少しずつさまざまなことにチャレンジしてきた様子がうかがえます。

「足を切断したからこそ湧いてくるパワーがあります。普通の人の人生では経験できないことですよね」とお聞きすると、「おっしゃる通りです。命を救ってくれた人がいなければ私は生きていません。生かされているような感じがします。私は幼い頃に習っていた書道を生かし、現在は書道パフォーマンスもしています。今度、書で『命』という字を書くんです。生かされた命なので、生きることの大切さを書を通して伝えたいと思っています」

40年間、さまざまなことにチャレンジしてきた櫻さんですが、昨年からゴルフを始め、第25回全国障害者スポーツ大会の陸上50mでは福岡県代表にも選ばれました。

新たなチャレンジのきっかけは、これまで陸上を指導してくれていた、パラリンピックの走り幅跳びと陸上100mで活躍した山本篤さんでした。山本さんが現役を引退してゴルフを始めると聞き、「櫻さんもやればいいじゃん」と勧められたそうです。

「本当ですかと聞くと、『ゴルフは何歳になってもできるよ』と言うんです。それで素直に『はい』と答えました」

スポーツへの挑戦を続ける一方で、櫻さんが近年特に力を入れているのが、防災士として取り組む「障がい者の防災対策」です。

防災について関心を持つようになったきっかけは、息子さんが小学生の頃、一緒に出かけた先で地震を経験したことでした。

「階段を降りることが大変だった私は、駐車場に停めていた車へ向かうよりも、息子を一人残して地下4階の駐車場まで行かなければならないことの方が大変でした。本当に命がけでした。

また、県庁に勤めていた頃の避難訓練で、『難聴の人が倉庫で仕事をしていると、火災報知器が鳴っても聞こえない』という話を聞きました。障がいにはさまざまな種類があり、それぞれに異なる課題があることを知り、障がい者の防災について考えるようになりました。

自分自身が被災した経験から、つらい思いをしている人や、『助けて』と言えない人もいるのだろうと思いました。だからこそ、誰一人取り残さない防災の大切さを多くの人に伝えていきたいと思い、この活動を続けています」

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