全国各地の昆虫を食材として楽しむ!!
本誌の私の『生き方と学び』でご紹介しましたTAKEO株式会社(代表取締役:齋藤健生)が、国産昆虫14ブランドを展開しています。
2013年から昆虫が注目されたときに多くの企業や組織が昆虫を養殖したそうですが、どのように商品化すればよいのかわからずTAKEOに相談をしているそうです。実際に現地を訪問し生産環境や育て方などを聞き、生産者とどのようなコンセプトでいくかを話し合い、TAKEOの工場で生産しているそうです。
一般的には昆虫の形があるより粉末にした方が良いという意見があるようですが、TAKEOでは昆虫の姿のままを基本にしているそうです。
https://takeo.tokyo/note/file/Introduction.pdf
〈京都こおろぎ〉昆虫煮干し 塩味
ブランドの第1号です。生産者はNPO法人障害・高齢者就労支援センターLINK’S で、京野菜を作っていて、コオロギにも京野菜を与えているので、クセがなく香りが良い。
〈広島こおろぎ〉昆虫ロースト アーモンド味
生産者は株式会社ACORN徳の風プロジェクト。コストがかかりますが、味にこだわっているので、コオロギにアーモンドを食べさせています。食べるとアーモンドの味がするため、そのまま塩も加えずに作っています。
〈宮崎スズメバチ〉昆虫煮干し 塩味
生産者は農家のTさん。ミツバチを育てておられて、昔から楽しみでスズメバチを取っています。取り過ぎると生態系が崩れるおそれがあるため、長年やってきて生態系が崩れないことを確認できているTさんが取っているものだけを商品化しています。
〈山梨かいこ〉昆虫煮干し 甲州みそ味
生産者はアシザワ養蚕。繭(まゆ)を茹でながら1本の絹糸を引いていくのですが、通常は繭を茹でると蛹(さなぎ)が新鮮ではなくなる。ここでは繭を切って蛹を取り出しているので新鮮です。