介護保険外サービスの事業者協会が発足しました!

利用者が選びやすくなる『100年人生サポート認証制度』
一般社団法人介護関連サービス事業協会・代表理事 水野友喜さん
私の生き方と学び」でご紹介していますイチロウ株式会社・代表取締役の水野友喜さんは、今年の3月に「介護関連サービス事業協会」を立ち上げ、保険外サービスを提供する事業者を組織化することで社会的認知度を高め、事業者のガイドラインの策定と認証制度を導入することで、事業者の質の向上を図っていこうとしています。
また、事業者の組織化によって、現在一部の地域だけのサービス事業者が、全国の事業者情報としてオープンにされることにより、保険外サービスが選びやすく利用しやすくなります。さらに地域に埋もれていた有資格者の介護福祉士や看護師は隙間時間を活用することで、介護サービスを担うことができるようになります。
介護関連サービス事業協会の設立に至った経緯について水野友喜さんは。
「ケアマネジャーの方々を含め、保険外サービス活用の意味を知っていただく機会が少くないこと。地域包括の方々にも保険外サービスの研修をさせてほしいとお願いしても、一社だけではできないと言われます。
その一方でサービスの事例を知りたいとも言われます。それじゃ事業者が集まって情報を発信してみたらどうだろうかということで組織化することになりました。HPからはガイドラインに基づいて認証制度をクリアした事業者が選べるようになり、利用者にとっても安心できます。また、事業者の質の向上にもなります」
「100年人生サポート認証」は、生活支援サービス事業および配食サービス事業におけるガイドラインを今年5月に公表し、これら2つのサービスを提供する事業者の認証を8月に開始予定、認証審査は10月を予定しています。
協会では保険外サービスを提供している事業者に対して、入会を呼びかけておりすでに80社が応募しているそうです。
◎利用者のメリット
- 安心して選べる/認証を受けた事業者は一定の基準を満たしているため、利用者やその家族は安心してサービスを選択できます。
- 質の保証/認証があることで、サービスの内容や提供の質が保証され、信頼性の高いサービスを受けることができます。
- トラブル回避/認証制度により、基準に合わない事業者や低品質なサービスを避けることができ、サービスに対するトラブルのリスクが減少します。
◎事業者のメリット
- 信頼性の向上/認証を受けることで、事業者が一定の基準や品質を満たしていることが第三者機関によって証明されるため、利用者からの信頼が高まります。
- 質の向上/認証を取得するプロセスで、自社のサービスや運営体制を見直すことができ、サービスの質や運営の効率性が向上します。
- 顧客の拡大/認証を受けた事業者は、ガイドラインを基にサービスを選ぶ利用者にとって安心できる選択肢となり、顧客の拡大が期待できます。