今を楽しく・おもしろく生きればいいんです!
NPO法人健康笑い塾® 主宰
中井宏次さん(70歳)
薬剤師の中井さんは、50歳でがんを患い、それを機に、笑いは免疫力を上げることや笑いの不思議な力に興味を持ち、「薬で社会貢献するよりも笑いで社会貢献しよう」と一念発起。毎年100回以上の講演・研修活動を行なってきて15年。「“健康と笑い”について広めてきたことは、医療費の抑制にも貢献しているかもしれません」と自負しています。100歳まで“笑い”の効果を知らしめたいと。その“笑い”の効果について伺いました。
人生100年時代に中井さんは「人はどのように生きるべきかですか」と聞かれると、「今を楽しく・おもしろく生きればいい」と答えるそうです。そして、「天才は努力している人に勝てず、努力している人は、楽しくしている人に勝てず」という言葉が大好きだそうです。
中井さんは“健康と笑い”の講演で健康長寿の秘訣を3つ挙げられています。① ユーモア:何事も「おもしろいなあ」と興味をもつこと
② 好奇心:「いっぺんやってみ」と何事にも挑戦すること
③ 協調性:「仲ようやりや」と人の触れ合いを大切にすること
「おもしろいなあ・いっぺんやってみ・仲ようやりや」この言葉を合言葉に生活をしますと、認知症予防にもなり健康長寿に繋がります。
また、70歳はシニア青春時代です。この機にもう一度心身ともリフレッシュするために5つの自己投資を勧めています。
70歳代を如何に過ごすか。
- 鍛える :スポーツジムなどで弱った足腰を鍛える。
- 学ぶ :興味ある講座を受講して脳をリフレッシュする。
- 感動する :観劇・映画などを鑑賞して心に栄養を与える。
- 楽しむ :友達と旅行や食事をして五感で四季を感じる。
- 若い人と遊ぶ :孫や若い人と遊んで新しいことに挑戦する。
気楽に始めてください。おもしろくなければやめて次に挑戦してください。「いいかげん」が丁度良い加減です。
顔が笑う・こころが笑う・脳が笑う
無理やり顔で笑わなくても、こころで、脳で笑えば自然と顔が笑います。「顔が笑う・こころが笑う・脳が笑う」この循環を大切にしてください。
・顔が笑う:毎日朝の笑顔体操をしてください。また、詳細は後の号で説明します。
・こころが笑う:五感で四季を感じる。「楽しい、美味しい、美しい、ありがとう」などのプラスの言葉を発してください。自然とこころが笑っています。
・脳が笑う:なぞなぞや川柳、小噺などを楽しんでください。自然と脳が笑っています。「そんなアホな」が大切です。
中井さんは今『感動と笑い』の本を執筆中だそうです。感動するとは「そこまでやるか」です。是非、「感動する介護現場」にお役に立ててください。その感動させる方法は本の発行を待つしかありません。
中井さんは、「たくさんの人の笑顔を頂ける最高の幸せな仕事です」と100歳まで頑張るそうです。