ユニバーサルスポーツ『モルック』

老若男女一緒に楽しみませんか!!
新しくできるスポーツもまだまだあるようです。1996年にフィンランドのゲームを元に開発されたスポーツ『モルック』は世界中に広まり、日本は他国よりも早くブームになっていることが話題になっています。
その理由には①全国に約11万ヵ所の公園があり気軽に始められる ②道具が安い ③年齢や障がいに関係なくできる ④コミュニケーション作りに最適 ⑤ルールが簡単 ⑥多彩な試合方法 ⑦偶然と高度な技術も発揮できスリルが味わえる ⑧初めて体験してもすぐできるスポーツです。
今回は京都モルッククラブの体験会に参加して、ルールや楽しみ方を教えていただきました。あなたの近くの公園で始めてみませんか。
一般社団法人日本モルック協会代表理事 八ツ賀秀一
2008年ヘルシンキ在住時に八ツ賀秀一さんが、モルックを楽しみ2010年に世界大会に参戦。2011年にJMA(Japan Mölkky Association)を創設し、フィンランド国際モルック協会の国際メンバーに。2020年に一般社団法人となり、2024モルック世界大会in函館が開催され、15ヵ国、643チーム(約3200人)が参加し過去最大規模で行われました。
現在、日本モルック協会が公認する全国の公認団体・友好団体数は約300チームありますが、個々に楽しんでいるグループはその数倍と推察されます。
mölkky®「モルック」とは・・・
mölkky®「モルック」とは写真の投げる棒のことを言い、下手投げで行うのが基本です。木製のピンは「スキットル」と言って、モルックを投げて倒します。モルックを投げる位置を示す「モルッカーリ」の3つがセットです。
日本モルック協会(JMA)では、この道具を使って老若男女障がいの有無に関係なく、皆が共に同じフィールドで、日本全国どこでも楽しめるように普及することを理念とし、世界のモルックプレーヤーとも楽しく遊べる機会を提供しています。
mölkky®「モルック」が普及する魅力とは•••
❶全国に約11万ヵ所の公園があり気軽に始められる
日本には約11万ヵ所の公園があり、その9割は各自治体が管理していますが、地域の人たちがボランティアで綺麗にしています。ボール遊び禁止のところもありますが、「モルック」には最適な環境でもあります。
また、千葉大学の岩崎寛教授は「公園でも『森林浴』と同じ効果がある」と『公園浴』を提唱しています。
「モルック」を楽しみ健康になれるのですから、普及するのも頷けます。
❷道具が安い
投げる棒の「モルック」と木製のピン「スキットル」、モルックを投げる位置を示す「モルッカーリ」の3つのセットが道具です。
購入は約1万円。
お試しのためにレンタルモルックもあります。
※日本におけるTactic社製モルックの正規輸入総代理店はOHSサプライ合同会社です。
https://www.molkky-japan.com
❸年齢や障がいに関係なくできる
公園で同じフィールドで子どもから大人、シルバー世代や障がい者が一緒にプレイできるのも珍しいです。JMAではユニバーサルスポーツとして、ボーダーレスに普及発展を進めています。
❹コミュニケーション作りに最適
JMAでは、地域のコミュニケーションを活性化するツールとして、モルックがあらゆる世代や障がいの有無に関係なく、親子でも共に同じフィールドで楽しめる社会を作ることも使命としています。
❺ルールが簡単
モルックを投げて倒れたスキットルの内容によって得点を加算していき、先に50点ピッタリになるまで得点した方が勝ちです。
- モルックを投げる地点にモルッカーリを置き、そこから3~4m離れたところにスキットルを図の順番に並べます。これがゲームスタート時の配置です。投擲(とうてき)時にモルッカーリに触れたり、踏み越えるとフォルト(0点)となります。
- 2チーム以上で対戦し投擲順を決め、順番にモルックを投げてスキットルを倒します。1本しか倒れなかった場合は、「倒れたスキットルに書かれている数字が点数」となります。また、複数本倒れた場合は、「倒れた本数が点数」となります。
- スキットルは、倒された地点で再び立てられます。
そのため、ゲームが進むにつれてスキットルが広がり、倒すのが難しくなってきます。いずれかのチームが50点を先取した時点でゲーム終了となります。 - ❻多彩な試合方法
- 個人戦からチーム戦など、色々な試合形式が考えられるので、飽きることはなく楽しめます。
❼偶然と高度な技術も発揮できスリルが味わえる
モルック棒の真ん中を持って下から上に向けて投げるのが基本ですが、上級者たちはモルック棒の端を持ち、重なるスキットルの間や1本だけを狙う技術があります。
❽初めて体験してもすぐできる
京都モルッククラブの体験会では、約1時間で道具や簡単な説明を受けゲームを楽しめることができました。
そして誰もが50点を獲得できる偶然性も体験できました。