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特集 猫をかわいく撮りたい!  プロが教える猫写真のテクニック

2023.02.06

八二一:はにはじめ』

大阪在住の男女二人組の写真家・写真講師の来秀則さんと藤原なつみさん。

ペット写真の講師として『おしゃれ工房』『まる得マガジン』(Eテレ)をはじめ、数々のテレビ、雑誌で活躍。講師歴20年のキャリア。

『猫びより』(辰巳出版)創刊号より連載中。写真集『はっちゃん日記1〜7』(青心社)『はっちゃんのなんでもお悩み相談室』(左右社)他、著作物多数。ブログ『はっちゃん日記』、『毎日が猫曜日』、『毎日が鹿曜日』、インスタグラムkyuchan_nikkiを毎日更新中。

写真中央は「はっちゃん」です

犬も猫もかわいさは比べようもありませんが、猫好きにとって「うちの◯◯ちゃんをよりかわいく撮りたい」という気持ちは強いようです。そのような猫好きのために20年以上前から「八二一ペット写真教室」で指導している八二一(はにはじめ)さんに、誌面で簡単な猫写真教室をお願いしました。

初心者でもスマホ・デジカメで簡単にかわいく撮る方法。猫のカメラ目線をもらう方法、瞳にキャッチライトを入れる方法、アングルなどあなたの腕をワンランク上げてくれるプロのテクニックを教えていただきます。

みなさんもワンラックアップした撮り方にチャレンジしてみましょう。

😸猫写真をたくさん撮ることが上達の近道!

八二一(はにはじめ)として人気となったのは、2003年神戸の公園で地域猫「はっちゃん」との出会いです。はっちゃんの日常を綴ったブログ「はっちゃん日記」でブレイク。はっちゃん亡き後は、そっくりな保護猫「きゅうちゃん」(写真)が引き継いでいるそうです。

猫写真上達の秘訣

1、たくさん撮ること
2、人の写真を見ること
3、人に写真を見せること

猫写真上達の秘訣は、たくさん撮ることです。1枚だけシャッターを切って終わりではなく、アングルや角度を変えてバリエーションを撮ることで、よりかわいい姿を発見し、どんどん写真が上達していきます。

ふたつ目は、人の写真を見ること。教室では、基礎的な講義を行うと同時に、生徒さんの撮影した猫写真を3枚ずつ持ち寄って、講評会を行っています。他の人の猫写真を見て、講評を聞くことによって、写真のよい点やおもしろい点といった、写真の見方がわかるようになります。
そして、もうひとつ大切なのが、人に写真を見せること。講評会で発表するためには、撮った写真を選ばなければなりません。写真の見方が身に付くと、よりよい写真をチョイスすることができるようになります。

😸 プロが教える猫写真の撮り方

🌟スマホもデジカメも楽しく使いこなそう

最近では、スマホでも十分に美しい写真が撮れるようになりました。スマホは失敗が少なく、手軽に撮れるので、普段から愛猫を撮るのにおすすめです。
猫写真教室に来られる方は、最初はスマホで撮っておられる方が多いですが、だんだんと上達するに従って、カメラを購入して、本格的な写真を撮りたくなる方が多いです。
カメラを使いこなせるようになると、望遠レンズで背景をぼかしたり、広角レンズで迫力のある写真を撮ったりと、表現の幅が広がって、より一層、猫写真を楽しむことができます。
最近のミラーレスデジタルカメラは、ペットモードや瞳にピントが合う動物瞳認識機能が付いていたりと、動いている猫を格段に撮りやすくなり、失敗も少なくなりました。初心者でもスマホからデジカメにステップアップして挑戦されるのもよいと思います。

😸 ②プロが教える猫写真の撮り方

🌟タテ位置、ヨコ位置、どう撮るか
構図を変えてたくさん撮ってみる!
スマホだと、タテ位置に構えて撮ることが多いですが、猫が寝そべっている場合などは、ヨコ位置で構えて撮ると、画面いっぱいに大きく写すことができます。お座りしているなら、タテ位置で構える、寝ているならヨコ位置といったように、ポーズに合わせて構えを変えて撮ることがおすすめです。
また、横長のポーズでも、あえて上半身をアップで切り取ったりと、構図を工夫することもおもしろいでしょう。

③プロが教える猫写真の撮り方

🌟アングル、目線を変えて撮ってみる

猫と同じ目線で撮ると表情に変化が!

④プロが教える猫写真の撮り方

🌟カメラ目線をもらう方法

小さな音を鳴らして気をひく!

カメラを向けるとそっぽを向いてしまう猫も多いです。
カメラ目線をもらいたくて、名前を呼んだりおもちゃを見せたりしても無視されるときは、大きな声を出すよりも小さな音をカサカサ…と鳴らすほうがカメラ目線をもらえる確率が高いです。
メモ用紙をクシャクシャと丸めたり、付箋などの小さな紙を指で弾いてカサカサと音を鳴らすのがおすすめ。猫は小さい音に反応します。

⑤プロが教える猫写真の撮り方

🌟瞳にキャッチライトを入れる方法

ほんの少しだけ顔を上に向けるだけ!
瞳にキラッとキャッチライトを入れると断然かわいらしさが増します。
キャッチライトを入れる方法は、種も仕掛けもありません。
ほんの少しだけ顔を上に向けるだけです。
カメラ目線をもらう時の小さな音などで、猫が顔を少し上げると、夜だと天井のライトが、昼だと窓の光がキャッチライトとして目に映り込みます。
それだけでいきいきとかわいい写真になります。

まだまだポイントはありますが、興味のある方はZoom で教室に参加してください。

【毎週金曜日】How to 猫写真教室
時間:夜9時〜9時30分  受講料:一回1200円
普段、八二一がどうやって写真を撮っているのか、たくさんの作例写真を見ながら、わかりやすく解説します。
プロのテクニック、裏話、ブログでは見れないオフショットも公開します。

 【第2第4土曜日】投稿写真講評会
時間:夜9時〜9時30分  受講料:一回1200円

撮った写真は3枚まで投稿してください。投稿された写真は八二一がセレクトの上、講評会でそれぞれの写真の見どころを優しく解説、アドバイスします。

他の方の猫写真も見れる、楽しい教室です。

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