“免疫力を高めるコツ” 教えます! ⑤
II「免疫力を高める」生き方をしよう
「血流を回復させる」習慣とは? 1時間に1回「心がのびのびする!」
疲れを取るためには、体の声を聴くことが大事です。
仕事に集中しているときは、交換神経が緊張し続け、知 覚に必要な神経伝達物質の分泌が抑制されているので、体 の声を聴こうと思っても聴くことができません。強制的に、 副交換神経を優位にする時間を確保しなくてはいけません。
タイミングは 1 時間に 1 回。これがベストです。 必ず集中を解いて、休息の時間を取りましょう。自分の体に意識を向け、こっ ているところなど、血流障害がおきていそうな部分がないか、感じ取ってみましょう。 「一定時間たったら、いきなり体操を始める」というのもいいですが、体操を始める前に、いくつ かのステップを踏むと、効果的に休息できます。
血流を回復させ疲れを取るには、体を動かすの が一番です。コツは仕事で続けがちな姿勢と逆の 動きをすることです。
たとえば、立ち仕事が多い人は、休み時間には、座っ たり、横になったりする姿勢を取ることです。逆に、デ スクワークで座っていることが多い人は、立ち上がり、腕を上げて肩の筋肉を 緩めることです。また、「胸を広げる」動作も大切です。
デスクワークの人は猫背になって、「胸がふさがる」姿勢が続きますと、肺 が血流不足になり、組織障害を起こしやすくなる姿勢です。近年、喫煙率が減っ ているのに、肺がんが増加傾向にありますが、実はこうした姿勢に原因がある と私は考えています。
努めて背筋を伸ばし、胸を広げる動作をすることをお勧めします。
※安保徹さんの著書「疲れない体をつくる免疫力」(発行:三笠書房 571円 + 税)の中の「まず免疫力を高める コツ」を知る・・・を許可を得て要約しています。