あなたの『終の住処』はどこですか?!〈連載23 〉

『老人ホーム・施設』の選び方・考え方 〈上〉
施設の種類ではなくライフステージで選ぶ!
一般社団法人 有料老人ホーム入居支援センター 代表事長 上岡榮信さん
上岡(うえおか)榮信さんは海外20余カ国、700施設を訪問してきた経験から、2010 年に一般社団法人有料老人ホーム入居支援センターを設立。国内の介護施設や有料老人ホームを入居者と家族の目線から評価、診断し、運営法人の格付を行なっています。現在まで4175以上の老人ホームを訪問。入居者に最適な施設選びをサポートするために『アンダンテ倶楽部』を設けています。
今回は「施設の種類ではなくライフステージで選ぶ!」次回は「上岡式12のチェックポイント」についてご紹介します。
老人ホームに入りたいと思った時の行動は!
あなたが老人ホームに入りたいと思った時、ネット検索する、雑誌の特集記事を参考にする、都心部に多い『老人ホーム紹介センター』に行く、口コミで入居した方の関係者から聞く。次に、施設のタイプとエリア、費用を見ながら絞り込み、その中からいくつかの施設を見学、あるいは体験入居してみる、といったところでしょうか。
このような選び方について上岡さんは「老人ホームから広告料をもらって紹介、掲載しているところがほとんどです。また、施設の重要事項説明書の表示がバラバラで複雑なため、見学してもチェック方法がわからないので良い施設は選べないと思います」と話されています。
上岡さんの『アンダンテ倶楽部』は、要望に合った施設を探し、見学に同行しチェックしながら契約までサポートするといった、他とは手法が違う納得の上入居するシステムをとっています。
住んでいる県や市のHPの高齢者施設を見る
上岡さんが勧める一つの方法は、自分の住む県や市のHPには高齢者施設(有料老人ホーム、介護保険施設、老人福祉施設、サ高住)が、全て掲載されているのでそれを見ることだと言います。
「お年寄りは自分が住んでいるところから、子どもの近くの施設を選ぶケースは2割程度、ほとんどは地元の施設を選んでいます。その施設の中から一度見学してみるといいです」と。
でも初めての方はどこをチェックすればいいのかわからない。
そこで上岡さんは「施設は種類で選ぶのではなく、自分のライフステージに合わせて選ぶべきです」といいます。
※入居する時期によって料金体系が違ってきます。
選ぶ段階で『元気老人』と『介護』の人と同じ土俵で考えるのは無理があります。『最期』のステージでは「病気でも安心ホームで24時間看護師がついていること」が加えられています。このように入居する段階で、最期までどのような対応をしてくれるかを確認、知ることが大事だと指摘します。
「元気で入る時はいいですが、入居後に介護状態(厚労省が定める特定疾病)になった時にはどうなるのか。要介護状態よりもっと先の最期の看取りまでしてくれるかどうかを尋ねないとダメです。
普通の方には分からないですが、入居してすぐに認知症の人がいれば一緒に食事をしたくないと。途中から別の施設に替わりますなんてすぐにできません。
また、入居時の要介護状態の程度にもよります。要介護4、5ぐらいまででプラス認知症という場合。施設はどのような扱いをするかということです。ひどいところは認知症で大声を出したり歩き回って寝なかったりすると、うちの施設では無理ですという風になります。そのような状態でも看てくれるかどうかを確認しないといけないです。
そして、施設も細分化されて胃ろうOK というところもありますが、それよりも大事なのは現場の職員がどういう人かということです。ただ単に胃ろうOK、痰の吸引ダメですということじゃないんですよ。日々どんな接し方をしてくれるかです。それは経営者の人間性を見ないといけません」とキッパリと話します。
選ぶ基準は経営者、施設長、スタッフの姿勢を見る
上岡さんはいろいろな老人ホームや施設を訪問していい施設だと思うところは5%、残り95%はお勧めできないと言われます。
本当にいいホームとは「私が選んでいいところの数社は、紹介センターを使いませんし広告も載せません。そういうところは常に満室です。 口コミと評判だけで入居者を集めるところがいいところです。そして、入居者もスタッフ、運営側全てが満足しています」
大切なことは経営者の理念や考え方。一番チェックしづらいですが、経営上の「損得勘定」より、終末期を迎えた入居者に残された 「感情・気持ち・心」を大事にする情熱、誠実さ謙虚さ正直さに尽きるそうです。
次回は優良施設を判断する上岡式12のチェックポイントを紹介します。
① 従業員数が入居者数の8割以上
② 家庭的な料理を提供する自前食堂
③ 介護保険適用外サービスの提供
④ 勤続年数が長いスタッフ
⑤ 費用負担のバランスとスタッフの充足度
⑥ 非常時の備蓄が十分である
⑦ 入居者の役割や参加機会がある
⑧ 介護に適した人物の採用
⑨ 過剰な利益至上主義の排除
⑩ 認知症ケアと看取りの充実
⑪ スタッフの誇りとモチベーション
⑫ 不動産や金融商品として
『アンダンテ倶楽部』のサービスと料金の流れ
老人ホーム探しで要望に合った施設の選択から、下記の流れに沿って入居契約をサポートします。
契約までの下記の流れごとに費用が設定されており、入居契約が完了すると1ヵ月分の入居費用になります。
※不動産業界では家賃の1ヶ月分や購入総額の数%の手数料をとります。また、財産運営についてファイナンシャルプランナーに相談するのと同じように確実で安心できる選択肢だと言えるかもしれません。
施設契約までの流れ
無料面談で要望を把握しスタートます。
実際にホーム選定と見学手配・同行・助言・解説(最大3回まで)
体験および契約の事前チェック、契約立ち会いをサポート。
入居後3年間サポート。
連絡先FAX: 03-3667-1635 Email: ueoka@tsuino-sumika.jp









